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2021年11月20日土曜日

24.鑿(のみ)

鑿(のみ)の書き順・・・左上は、業を二本線まで書きかけ、臼の間を空け、二から縦線を引く。


穿鑿(せんさく)は、詮索と同じ意味。

細かい穴を開けて、つつき回す感じ。


相手の気持ちより自分の好奇心を優先させれば、傷つけて壊してしまう。


自信がなくて、人を信じられないとき。

片手が鑿だったとしても、使わずにいられるか。


難しい問題だ。


漢字の中に¥や金があるくらいだから、利己的になってしまうツールなのかな。


蚤の心臓ならぬ、鑿の心。

23.齧歯類(げっしるい)・齧(かじ)る

齧歯類(げっしるい)の齧(げっ)の書き順・・・三本くし刺し刀+止め人人地面人人箱


上半分は、きざむ。下半分は、歯の意。


齧歯類(げっしるい)とは、ネズミ、リス、ウサギなど。

前歯で刻んで噛む。


22.栗鼠(りす)

栗鼠(りす)の鼠(す)の書き順・・・白の上二本の間を空ける+レ点々+レ点々+し

りっす→りす
栗色の鼠みたいだから?
栗などの木の実を食べる、鼠に似た生き物だから、栗鼠。

鼠・・・象形文字。だから上の臼(うす)は、臼部(うすぶ)ではない。部首は、鼠まるごとで鼠部(そぶ)。この臼の部分が、歯を剥き出した形で、下の部分は手足と長い尻尾。


猫鼠同眠(びょうそどうみん)・・・役人と悪者が一緒になって悪事を行うこと。猫と鼠が同じ親から乳を飲んで一緒に眠るのを見て、仲の良さに皆は喜んだが、1人だけが「猫は鼠を取り締まるものなのにけしからん」と怒ったという中国の故事から。猫鼠同乳とも。



21.四十雀(しじゅうから)

四十雀(しじゅうから)の雀(から)の書き順・・・小+イノT三


2021年11月14日日曜日

20.囀(さえず)り

囀(さえず)りの書き順・・・口へん+車+東を書きかけて虫の足+寸


口へんの右は、転=車のように転がるの意。


囀=転がるようにずっと口から声を出し続ける、の意か。


19.睥睨(へいげい)

睥睨の睥(へい)の書き順・・・目+白+ノ+十

睥睨の睨(げい)の書き順・・・目+白の上2本の横線の真ん中を空ける+ノ+し


睥睨の意味:周囲をにらみ回すこと。


目へん+(卑しい+児)→上から下を見るの意?


18.僭越(せんえつ)

僭(せん)の書き順・・・にんべん+一L人はね+一L人カーブはね+日。


にんべんを取ると、すなわち(異常事態の時の)。

そうじゃないのに、=だとしてしまう?

読みは、しん=侵。


上の、夫2つみたいなのは、かんざし。

下の日は、祝詞を収める器。


合わせて、器の上に呪物としてかんざしを置くという、密かな呪詛の方法。

節度や順序を誤るの意。


隙間に割り込む、他人の領分に潜り込み侵す、の意も。

なぞらえる。


越(えつ)は、(身分を)越える。


僭越の意味としては、度を越えて上の人を真似ること。

臣の分限を越えて、君主のように振舞うこと。


自分に対して使うときは、謙譲の意。

17.謙遜(けんそん)

スズランの花言葉。

他に、「再び幸せが訪れる」


謙遜(けんそん)・・・「へりくだる」の意。謙も遜も「へりくだる」の意。

謙・・・ごんべん(言葉で何かを伝える)+兼(2つを1つに合わせる)=(自分の価値を)減らして伝える?

遜・・・子から一筋に繋がる孫に道を譲る?


へりくだる=縁下る(畳の縁から下がる)

畳の縁はその家の身分や家紋など、象徴を表すものだから、尊重して踏まないようにする。
形が崩れて傷みやすい部分でもあることから、丈夫な真ん中を踏むようにする。


相手への気遣いという、日本の美徳。

16.皐月(さつき)

白二二十


皐:元の字は、皋(こう)。白+大+十(多い)→白く輝く水際の広い大地

→神さまに捧げる稲→田植えの時期、の意。


花言葉は、「節制」。

セーブしましょう。

15.急遽(きゅうきょ)

急遽の遽は、たてよこノフ七家の中+2点しんにょう


2点しんにょう以外が、漢字音符(=読みを表す部分)らしい。

上がトラ、下がイノシシで、激しく争うさま。


急な動きの意+しんにょうの道を行く意=慌ただしく行く意(馬車や早馬の駅伝など)。


トラとイノシシが漢字の中にいるとは、しかも喧嘩しているとは思いも寄らなかった。


14.躊躇(ちゅうちょ)

躊躇の躊は、足へん+さむらいフエ一口じゅってん

躊躇の躇は、足へん+草冠+土ノ、日


躊躇の躊は、足に寿で、幸せに(羽でなく)足がついて、「とどまる」の意か。

躊躇の躇は、足に着で、着地するから、「飛び越える」の意か。


合わせて、飛び越えるのをためらって、その場に足がとどまる、「ためらう」の意か。



逡巡と躊躇の意味の(微妙な)違いとしては、


逡巡は、(決断できず)道を行ったり来たりしてためらっている感じ。

躊躇は、(決断後、実行前に)足踏みしてためらっている感じ。



「ためらう」には、ぐずぐず、というマイナス面だけでなく、思慮深い、というプラスの面もある。


13.逡巡(しゅんじゅん)

逡巡の逡は、道+すらりと高く細長い=「(両足を閉じ)道に立ちすくむ」の意。

逡巡の巡は、道+川=川沿いの決まった道を進み、一周して元に戻る(多分、橋を渡って川沿いに)という「堂々巡り」の意。


合わせて、道に立ちすくみ、決まった道を行ったり来たり、「ためらう」の意。


12.邂逅(かいこう)

運命的な偶然の出会い。


二点しんにょうのダブル。

しんにょうには、道という意味があるらしい。


邂逅の邂は、道で出会う。


解に、出会うという意味があるらしい。

誰にも出会わないように縛られていた縄が解(ほど)けて、出会ったのか。


逅は、道を歩く后(きさき)=お目にかかる


めったに会わないから、運命とか偶然の出会い、という意味になる。らしい。


主に、書き言葉。


11.翡翠(ひすい)

羽に非ず。羽は卒業した。

2021年11月11日木曜日

10.翠雨(すいう)

翠(すい)の書き順・・・羽卒


青葉にキラキラと降り注ぐ、5月の癒しの雨。


昨日の躑躅(つつじ)が難しかったから、ひと息ついて。

雨宿りのお茶どうぞ。


9.躑躅(つつじ)

 躑(つつ)の書き順・・・足八酉大31


躅(じ)の書き順・・・足四句の書きかけ虫

8.磊落(らいらく)

豪放磊落や、磊々落々の。

ライラックではありません。


磊も落も同じ意味。

大きな石が、高く積み重なっている様子。


気が大きく快活で、小事にはこだわらない。

豪放も磊落も、そんな意味。


7.蒼茫(そうぼう)

 蒼(そう)・・・6.を参照


茫(ぼう)の書き順・・・

6.蒼穹(そうきゅう)

蒼穹(そうきゅう)の意味・・・青空、高い空、おおぞら、天、虚空。


蒼(そう)・・・青。

 青い草で葺いた(=おおった)穀物倉庫の屋根=草のような青。

  蒼(そう)の書き順・・・草冠+倉


穹(きゅう)・・・そら。

 弓なりに見える空(広く高い)。

  穹(きゅう)の書き順・・・穴+弓


類義語・・・霄漢(しょうかん)

 霄(しょう)・・・そら、おおぞら、天、みぞれ。

  霄(しょう)の書き順・・・雨+小+月

 漢(かん)・・・天の川、中国、男。

  漢(かん)の書き順・・・氵+草冠+口+夫


5.絨毯(じゅうたん)

 絨(じゅう)の書き順・・・


毯(たん)の書き順・・・

4.瀟洒(しょうしゃ)

瀟(しょう)の書き順・・・氵+ 草冠 + 書くを書きかけ、片を書きかけ、右上角、右の壁、横線、左下角、右下角 

洒(しゃ)の書き順・・・氵+ 西。


面白いのは、瀟(しょう)の右下部分の、上の段の角は 縦→横 の順なのに、下の段の角は 横→縦 の順、という違い。

ちゃんと正しい書き順で書けると、いっぱしの気分になれる。


3.琥珀(こはく)

琥(こ)の書き順・・・王 + たてよこノフ78 

珀(はく)の書き順・・・王 + 白

2.葡萄(ぶどう)

葡(ぶ)の書き順・・・草冠 + 句の書きかけ + 一月1点 

萄(どう)の書き順・・・草冠 + 句の書きかけ + 缶


1.薔薇(ばら)

薔(ば)の書き順・・・草冠 + 十人人一回 

薇(ら)の書き順・・・草冠 + ノイ山一rノ一メ