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2021年12月16日木曜日

33.芍薬(しゃくやく)34.牡丹(ぼたん)

今日の漢字:芍薬(しゃくやく)


明日の漢字:牡丹(ぼたん)


どちらも、読めるけれどパッとは書けない。



芍薬の花言葉は、「はにかみ」「恥じらい」「謙遜」「慎ましさ」「必ず来る幸せ」。

別名ピオニー。


'blush like a peony'・・・「芍薬のように顔を赤らめる」の意。

立てば芍薬、座れば牡丹。


なのに、芍薬は草本で、牡丹は樹木らしい。

歩く姿は百合の花、だから、単なるお花のイメージか。


だから英語では、芍薬はChinese peony,牡丹はTree peony。


ピオニーの語源は、ギリシャ神話のPaeon(ペオン)。

神の傷を治した医薬の神。


ゼウスの愛人レトの陣痛を芍薬の根で和らげ、無事アルテミスとアポロンの双子が誕生した。

それを妬んだのが、ペオンの師アスクレピオス。

殺されかけたペオンを、レトに頼まれゼウスが芍薬に変えて命を助けた。


芍薬の葉は光沢がある


芍薬の芍の意味:抜きん出て美しい。


もともとは、綽約、と書いて、ゆったりと優しい姿を表した、という説も。

余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)の綽は、ゆったりしたさま。


芍薬:抜きん出て美しい花を持つ薬。



牡丹の牡の意味:オス。同じ色になるように接ぎ木して増やすから。種を使うと、牝丹(めたん)だった?

牡丹の丹の意味:赤色。赤い牡丹が良いとされたため。


牡丹:赤いオスの花。



芍薬は茎がまっすぐで、てっぺんに頭のように花があるから、立ち姿に例えられたらしい。

牡丹は、横に広がった先に花がつくから、座った姿。


もともとは、気が立っている人には芍薬、座ってばかりいる人には牡丹、なよなよ歩く人には百合が薬になる、という意味だったらしい。


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